史跡 亀ヶ岡石器時代遺跡
JR五能線木造駅の北西約10㎞にあり、一般的には「亀ヶ岡遺跡」と呼ばれる約3000~2300年前の縄文時代晩期を中心とする、後期~晩期(約4000~2300年前)の遺跡です。
出土品には、晩期の「亀ヶ岡遺跡」を代表する、遮光器土偶、籃胎漆器(らんたいしっき)、漆塗土器などがあり、精巧で卓越した芸術性が見られます。
近年の発掘調査で、「亀ヶ岡文化」を育んだ人々の暮らした縄文時代晩期のムラの構造が明らかになってきました。昭和19年(1944)年6月26日に、亀ヶ岡遺跡の中心部が「亀ヶ岡石器時代遺跡」として国の史跡に指定されました。
また、これと同時に亀ヶ岡遺跡の北隣の台地上に隣接し、縄文時代前期後半(約6000~5000年前)の貝塚を伴う、円筒土器文化を中心とする前期中頃~中期(約6000~4000年前)の集落跡、田小屋野貝塚の中心部分も、国の史跡に指定されています。
現在、史跡亀ヶ岡石器時代遺跡・史跡田小屋野貝塚は、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産となっており、2021年に世界文化遺産に登録されました。
住所
つがる市木造亀ヶ岡地内ほか
お問い合わせ
つがる市教育委員会社会教育文化課
TEL:0173-49-1194